ツバメのお宿 その1 -検証編-
例年より少し肌寒い日が続きながらも、至るところで春の訪れを感じる今日このごろ。
近所の桜はピークを迎え、
会社花壇の“つるバラ”は美しく花開きました。
春の訪問者
そんな中、この時期になるとやってくる訪問者の姿が。
「今年も来たか〜」と天井を見上げながら巣を作る様を愛でつつも、素直に喜べない事情に頭を抱えます。
理由は「外敵からどうやって巣を守るか?」
巣の中の卵が孵り、ひな鳥が顔を出し始めた頃に現れる外敵(主にカラス)から守るため、様々な保護策を試みることを数年。
ロープを張り巡らせることを始めとして、色々と対策を検証しましたがコレといった方法がなく今日に至ります。
「これは上手く行ったか!」と喜ぶのもつかの間。
5月の連休明けの出社初日に、破壊されてしまった巣を目の当たりにして切なくなるパターンが多いです。
「もういっそのこと“バリケード”で囲うまでやった方がが良いのでは?」
と思ったのが昨年の話。
今年も明るい鳴き声にて帰ってきてくれたので、保護するための準備に取り掛かりました。
安全第一
傾斜が掛かっているに加えて、天井高が3m以上ある危険区域。
通常の脚立では対処が無理だと判断したため「足場」を組むことにしました。
寸法を測りつつ、天井の強度や、吊り下げた際に負荷が掛かりそうな箇所などを入念にチェックします。
鉄壁のバリケード
– 数時間後 –
ホームセンターにて材料を調達。
コスパと耐久性を考え、骨組みに塩ビパイプを使用。軽量化を図るため外壁部分は金網を使うことにしました。
雛が孵ってしまっては遅いので、今回はスピード勝負。 図面も書かず感覚のみで組み立てていきます。
近くで見ていたデザイナーの手も借りて、急ピッチに作業が進んでいきました。
途中で若干の仕様変更を加えながら作業は進み、工作開始から2時間ほど経過。
保護柵ッ 堂々の完成!
途中仕様変更を加えながらも、なんとか形になりました。
“小さなものは指輪“から“大きなものは建物”まで。
ものづくりが大好き。昼夜問わず何かしら作ってます。
興味が湧いたらひたすらのめり込む性質のため、スマホには絶対にゲームをインストールしない主義。
企画や工作の記事が多めです。