夏のわくわく工作教室の裏側

今年もやってきました!
現役のデザイナーが、ものづくりの楽しさを伝える“夏のわくわく工作教室”。
“約半年”という長い準備期間を経て、ようやくこの日を迎えることができました。
準備についての詳細はコチラから↓
やることたくさん! 会場準備


外の気温は37℃と猛暑の中、大量の段ボールが会場へ運び込まれて行きます。


会場のレイアウトを確認した後、机や椅子を設置。
長期インターンシップに参加してくれた学生さんも、この日はスタッフとして参戦。日々の課題制作で鍛えた“ものづくりスキル”でテキパキと設営が進んでいきます。


机の上には本日教材として使用する“制作キット”が並んでいます。


教材では「トウモロコシ」「ペットボトル」の2種類からなるプラパーツを使用しており、


それらの制作工程が視覚的にわかるよう陳列しました。(写真はペットボトルからプラスチックへ実際に制作している工程)

稼働している3Dプリンターを設置して、実際に制作している様子を楽しめるようになっています。

工作教室が始まるまでの間に、少しでも楽しんでもらえるよう考えたアイディアですが、“情報量てんこ盛りな展示ブース”となってしまいました。

最後にデザイナー達が作った作品を並べて、会場の設営は完了!

開始までのわずかな時間を利用して、マニュアルを確認するスタッフ達。
子供たちが安心して作業ができるよう、教材を組み立てる練習を行っていました。
工作教室いよいよスタート

開始30分前にして緊張が走ります(一部社員はとてもリラックスした様子でした)

開始までの時間、参加者の方々には「展示ブース」を観覧してもらいます。
特に3Dプリンターに関しては「初めて見た」という意見が多く、子供も大人も興味津々なご様子でした。

デザイナーの作品を展示したブースでは、子供たちがキラキラした目で作品を鑑賞。
これから作る“自分だけのオリジナル作品”について、アイディアを練っているようです。


「この作品が好き」と参考にしたい作品の作者(デザイナー)にコツを聞く場面もあり、担当デザイナーは嬉しそうに説明していました。
前半:足パーツを作ろう


定刻となり、いよいよ工作教室がスタート!
「早く作りたい!」という子供たちの気持ちを考慮して、冒頭の説明は10分以内で一気に駆け抜けます。

まずは「脚パーツ」の組立てから






あらかじめマニュアルは準備していますが、情報量が多いため軽く説明した後、

手元カメラの映像をスクリーンに映し出し、ライブにて組立ての説明を行いました。

各テーブルには専属スタッフが1名ずつ待機。 組立てを行う子供たちを見守ります。

約20分後、完成した「脚パーツ」を走らせる子ども達。
「自分で組立てた」という達成感もあり、楽しそうに走らせる姿が印象的でした。

子供たちが楽しそうに走らせている間、スタッフ達は大急ぎで空き箱をテーブルに敷き詰めていきます。
後半:パッケージビーストを作ろう


後半戦となる“空き箱をつかったからだパーツ作り”がスタートしました。

各自、作品のテーマに沿った空き箱を探す子供たち。




各々のテーブルに持ち帰り、親御さんやスタッフのアドバイスを参考に作品作りを進めていきます。
オリジナル作品のお披露目
子供たちの自由な発想により、生まれた作品の一部をご紹介します。








自由なアイディアが散りばめられた作品を前にして、デザイナー達のテンションが最高潮に達していました。


作品に込めたテーマや工夫した点を楽しそうに語る子供たち。 スタッフからの笑みがこぼれます。
今回の工作教室について

作った作品を走らせたり、他の参加者の作品と見比べたりと、会場には笑顔と笑い声が溢れていました。
「少し難易度が高かったかな?」と心配した脚パーツの組立も、一生懸命自分の力で作り上げようとするお子様の姿勢や、
無邪気に遊ぶ姿を目の当たりにして、スタッフ一同、とても充実した時間を過ごすことができました。

この教室を機会に、ものづくりの楽しさを、少しでも感じていただけていたら幸いです。
次回はどんなテーマとなるのでしょうか?
来年もお楽しみに!

“小さなものは指輪“から“大きなものは建物”まで。
ものづくりが大好き。昼夜問わず何かしら作ってます。
興味が湧いたらひたすらのめり込む性質のため、スマホには絶対にゲームをインストールしない主義。
企画や工作の記事が多めです。