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ボトル洗浄ブラシをつくってみよう

blog HAMADA ミッション

落ちない茶渋

普段の生活で怠りがちな水分摂取をするため愛用しているボトル↑

購入から2年近く経ちますが、ほぼ毎日使用しています。

今や生活に無くてはならないアイテムとなりましたが、ひとつおおきな問題が。

麦茶を入れるため茶渋が発生し、ボトルに付着した汚れがなかなか取れません。

通常のスポンジでゴシゴシ擦っても落ちないため、キッチンハイターで浸け置きして放置プレイしたところで結果は変わらず・・・

「どうしたものか・・・」と途方に暮れつつ、シンク周りに転がっていたメラミンスポンジにて擦ってみました。

あれ? なんかガッツリ取れとる・・・

さっきまでの苦労はどこへやら? 面白いほどに茶渋が取れていきます。

まほうのブラシ

ボトルの底にある汚れまで手が届かないため、急遽3Dプリンターにて洗浄棒を錬成

(途中でプリント失敗しましたが、支障なさそうなのでそのまま使います)

「っしゃ!! 汚れを落とすぜ!!!」  

と勢いに任せて擦って1秒後にポロリ・・・

「ですよね〜」 

まぁ、「スポンジの弾性のみで固定のみ」じゃぁそうなるよね。

改善モデルをつくってみる

ある程度の改善箇所とブラシのイメージが頭に湧いたので Let’sビルド!(いつもの流れ)

Ver.2〜4

途中、作る楽しさが優先されてしまったため「二つ折りギミックを搭載 & スポンジ固定がスパイク式」と大幅に見た目が変化しました。

最大の問題点

形状や構造はある程度の方向性が見えましたが、力を加えてこするとスポンジがポロリと取れてしまいます。

万力のようにネジ式でガッチリと挟む構造が好ましいのですが、なんかそれでは面白みにかけてしまう・・・

頭を抱えながら唸っていると、デザイナーの三村さんがやってきてひと言、

「トングみたいに」

「え? トング?」

トン ・・・ グゥ・・・?

Ver.5〜9

お告げにより閃いたアイディアを元に、クリップ(トング)式の固定方法に変更。 

この辺りから加速度的に進化を遂げていきました。

最終的に調整したモデルをプリントしてテスト。

いつも通り「サポート材を使用しない制約」をクリアしての設計となりました。(大事なこだわりです)

最終的に完成したのがコチラ

二つ折りから展開。固定するストッパーはスライド式に改良されました。

引き出し式となったスポンジが固定部は一度ロックが掛かるとちぎれない限り取れません。(個人的に胸熱ポイント)

使用感をテスト

ブラシを作ることが楽しすぎて、すっかり元の理由を忘れていました。

スポンジを先端に装着して、茶渋が付着した部分を豪快かつ必要以上にグリグリと擦ります。

かなりの力を加えても先端のスポンジは取れることはありませんでした。(ものすごい快適です)

成果はこんな感じ。 最高ですね! もう茶渋に震えて眠る夜は金輪際来ることはありません。

問題も改善したし、なにより面白いアイテムを作ることができて感無量です。

汎用性が高いアイテムのため、今回は3Dデータをアップロードしておきました。

気になる方はコチラからダウンロードできます↓

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