ワークショップの内容を考える
児島技研さんへの訪問を終えた翌日。

作業机に敷き詰められていた“うちわらしき形状のもの”に目が釘付けとなっていました。
聞けば“児島しごと博にて使用するツール”とのことで、弊社の工作部長が開発したとのことです。
「なぜうちわなのですか?」との質問をすると、

ティッシュのパッケージがうちわにトランスフォームする!
との返答。

・・・とりあえず自信作だということは伝わりました。







スタッフ達が軽い感動を覚えつつも、
ギミックはすごいけど、うちわになる工程が複雑!!
という理由でボツになりました。(切なそうにうつむく部長の姿・・・)
-翌日-
大量の試作品で埋まった部長の机の上の図 ↓

大量の試作品の片隅に見切れたエナジードリンクがなんとも言えない哀愁を放っています。

そんな中で自信たっぷりな表情で差し出されたものがコレ↑



蓋部分を引き抜くと本体と分離して、

組み立て直すとうちわになるそうです。
コレは真面目にすごい!
それだけでなく、しっかりとワークショップと連動しているとのこと。(内容を逆算して必要なツールを設計したそうです)



最終的に“うちわ”の形になる理由は、「パッケージの二次利用(パッケージを捨てる前に別の役割をあたえるテクニック)を学生さんに伝えたいから」とのことでした。

本人曰く「なるべく蓋部分を簡単に引き抜くことができて、極力うちわであることがバレないように頑張った!」とのこと。
もはや狂気に満ちたレベルのこだわりというか・・・、色々なものを乗り越えたであろう表情にグッと来ました。
-翌日-

完成したパッケージをベースに、ワークショップのテストプレイを開始!
大筋の流れが整っているため、あとは細かい箇所を改善していくスタイルで事は進んでいきました。


チーム内で運営側と生徒役を演じ、どんなふうになるのかを実験。
実際の生徒の気持ちで体験することで、思ってもいない角度からの指摘がたくさん出てきました。

「実際にやってみることの大切さ」を噛み締めながら、さらなる調整を施していこうと思います。

生まれも育ちも岡山の、ジャスト入社5年目のデザイナーです。趣味は旅行で、旅先では美術館によく足を運びます。美味しいものもとても好きなので児島のグルメを知り尽くしたいと密かに考えています。