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ツバメのお宿 その3 -入り口取り付け編-

blog ミッション

前回の様子はコチラから↓

守ろう! ツバメの巣。 難易度わりと高め「入り口を取り付ける」お話です。

卵チェック

まずは巣の中をチェック。

“卵を生んでいないと話が始まらない & ひな鳥が生まれた後では設置が困難”と思われたため、確認作業は必須と判断。

長い棒の先にカメラを付け、親鳥が不在のタイミングを確認。なるべく刺激しない手順をとって撮影しました。

卵ッ 確認ーーーーーーーッ!!

カメラの画面には卵の姿が4つ確認できました。

生まれてはじめて見るツバメの卵に感動しつつ、早急に入り口の取り付け作業に入りました。

ちょっとだけアップデート

以前の入り口では狭いような気がしたため、少し調整するところから開始。

手始めにワイヤーネットの切断から。

一見細い棒ですがペンチで切るには硬く、広範囲に渡り切っていくのは一苦労なのでグライダーにてカット。

想像している以上の火花が散ります。(ポリエステルの衣服に散ると瞬時に溶けます)

50cm×20cmほどの大きな穴を開け、幅広のビニールテープをフチに貼り付けました。

大きめのフラップは、ツバメがぶつかっても大丈夫なように“緩衝材”として機能します。

仕上げに蛍光色の糸を中央に張り、入り口穴のサイズを20cm×20cmに設定。

このサイズならばカラス避けとして機能しますし、ツバメがぶつかった時のダメージを半減できるのでは?との考えから。

親鳥が留守になったタイミングを見計らって早急に取り付け作業に入ります。

簡単に取り外しできる設計なので、作業自体はものの2分程で完了。

あとは静かに見守るのみ。

さて、今回は入ってくれるのでしょうか?

弊社の社長も荷受け場にてお昼を食べつつ、待ち遠しそうに見上げてました。

宿主の帰還

夕方になり、ツバメの夫婦が帰ってきました。

入り口の変化に戸惑うツバメ。

双方の鳴き声の数が増し、まるで相談しているように聞こえます。

一羽が入口付近で距離感を定めて、

ダイブ!

見事そのまま巣に収まりました。

なかなかレアな瞬間に立ち会うことができ感激の極み。

ちなみに横からでも入ることができるようです。

とりあえず今シーズンは一安心。 

ひな鳥が孵るのが今から楽しみです。

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