共存できぬ傾き -企画室リノベ vol.3-
企画室のリノベーション、3日目となる本日は「床板の貼り替え」を行いたいと思います。
効率良く回していくため、2つの班に別れて作業を開始!
前回に引き続き“床の撤去チーム”と、
“新しい床に貼り替えチーム”が同時進行で作業を進めていきます。
2日目になるとメンバー全員手慣れたものでテキパキと工具を操り、床板が一新されていきました。
本日の山場
さて、順調に思える床板の張替えですが、ひとつだけ大きな問題があります。
今回の山場と言える課題ですが・・・
一部の床が傾いています。
「どのくらいの傾いてるの?」 と問われれば、
「立ってるだけで違和感を感じるレベル」
と即答してしまうレベルの傾きです。
正確に測ってみると奥側に向かって斜め方向に下がっているようで、面積的にも広範囲でした。
「剥がして貼り替えればOKっしょ!」と甘く考えていた頃が懐かしいです。
そんな感じで今回のリノベーションに「床の傾き」を含めて修繕していくミッションが新たに加わりました。
水平を図ろう!
本日の主役「レーザー水平器」。
その名の通りレーザーで水平を図るための道具です。(まんまの説明・・・)
本体を“水平の状態”にしてスイッチを押すと、
壁には一筋のレーザー線がポワ〜っと浮かびます。
この線を参考に蛍光色の糸をピンと貼りテープで仮止め。
この作業を黙々と繰り返し、部屋の四方に水平線をマーキングしていきます。
黙々と・・・
糸貼りが終わったら次は水平の基準となるポイントを決め、床から糸までの距離を計測。(今回は床から16cmでした)
この作業を30cm間隔で行います。
沈んでいる床のエリアに近づくほどにジワジワと数値のズレが発生していきます。(この場合16cmから3cm沈んでいるという意)
傾きの補正を開始
部屋全体の床がどんな状態なのかを把握した後、傾いているエリアの改修に入ります。
まずは沈下が激しい箇所を起点に、木材を段階的に並べ勾配を付けるところからスタート。
ベニヤ板を被せて水平になっているかを計測。
実際に上に乗ってみて感覚的に違和感がないかチェックも入念に行いました。
横から見てみると結構な勾配になっていることがわかります。ちなみに一番下がっている箇所は「6cm」でした・・・。
数値で見てみると結構な傾斜だったことに驚愕です。
ポイントによって波打っている傾きに対応すべく、「1.2mm/5mm/2.5mm厚」のベニヤ板をカットしてスペーサーを作成。
これらと端材とを組み合わせて「水平」を構築していきますが、組んではバラし、バラしては組み立てての連続でなかなか骨が折れる作業でした。
時間が来たので本日の作業はここまで。
続きは週明けになります。
(´-`).oO(いつまで掛かるんやコレ・・・)
“小さなものは指輪“から“大きなものは建物”まで。
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