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ハクキンカイロ シュウゼン (修繕)

blog HAMADA ものづくり

3シーズン目突入

購入から3年目の冬。

息が白くなるシーズンにおいて、毎日手放すことは無いほどにお気に入りアイテムとなったハクキンカイロですが、

うっかりと水没させてしまいました\(^o^)/

ポケットから抜け落ち、そのまま水場へポロリ・・・

急いで拾い上げてみたものの、ハクキンカイロの生命線である「火口」と「中の綿」に修復不能なダメージがあり、交換を余儀なくされました。

ということで今回は清掃を交えて「中綿」と「火口」のメンテナンスを行います。

中身の綿を交換してみる

まずは本体にみっちり詰まっている綿を取り出します。

カイロ本体にギッシリと詰まった綿を少しずつ掻き出していきます。

強固に詰まっているためピンセットで取り出すのは困難なので、まずは“フォーセップ(写真の道具)”を使用して手前まで引っ張り、ラジオペンチで引っこ抜くを繰り返しました。

【中身すべてを取り出した図】

中綿をすべて取り出したところで綿の入れ替えを行います。

交換用の綿は「カット綿」を使用。(薬局や100均で購入可能)

分量としては20枚。

10枚を1セットにして順番に詰めていきました。

こんな感じで互い違いにして絡めて固定。

なるべく綿を均一になるように少しずつ入れていきます。

定期的にドライバーなどの先端が細い棒で詰めていきます。

コツとしてはあまりガッツリと奥まで押し込まず、本体へ均一に行き渡るように軽い力で整えていく感じ。

カット綿20枚を中身に入れたところで完成。

チェックのためにベンジンをカップ半分ほど入れて、

ひっくり返してこぼれないかをチェック。

ベンジンを綿全体になじませるため半日ほど使用せず放置しておきます。

火口の交換

続いて「火口」を交換します。

ハクキンカイロの交換用火口を準備。

パッケージデザインが激渋。 (ずっと眺めておきたい)

拡大するとこんな感じ。

糸のように見えるのは“ガラスウール”。

そこに絡めるように「プラチナ(白金)」の粉(少しグレーに見える部分)が混入されています。

ちなみに水没した直後はプラチナの粉末が綺麗に洗い流されていました。

ケースも新調

準備したのはフリース生地。

ハクキンカイロの袋に合わせてネイビーを選びました。

型紙に合わせて生地をカット。

各所をミシンで縫い付けていきます。

カイロを入れてサイズ感をチェック。 なかなか良い感じです!

落下防止のためのコードを自作。

入口にある2箇所のコードホールに引っ掛けることで、カイロの飛び出しを防止します。

マジックテープに加えて2重のロックで安心!

すべて取り付けるとこんな感じ。

シンプルな構成ながらよくできたカイロケースです。(自己満足!)

お気に入りのアイテムに磨きがかかりました。

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