インスタ映えするクリスマスツリーをつくろう!
木の枝を利用したクリスマスツリーの作り方をご紹介します。
作るまでの工程をざっくり説明
① まず木(枝)を準備します。
② 枝を加工します
③ インスタ映えしそうなオサレなクリスマスツリーが完成!!!
※なるべくご家庭でも作れるレベルで考えました。
制作前の下準備
そもそもなんで
クリスマスツリーを自作することになったのか?
ですが、
諸事情で大量の枝を入手してしまい、その処理に困ったことがすべての始まりでした。
このまま燃えるゴミとして処分してしまうのも面白みがなく、二次利用を考えるも木の枝だしなぁ・・・と。
時期は12月・・・
「あ!クリスマスツリーを作ろう!」
と突発的に思いつき、熱が冷めないうちに制作に入りました。
まず手始めに全体のバランスを考えるために簡単なスケッチから。
脳内にフワフワしている造形を描き出すことで、完成のクオリティーが向上する!
と期待してスケッチしましたが、あまり意味のなかった工程でした。
「とりあえず自分がこんなやつを作りたいんだな」と決意を強固にすることはできたので、これはこれで良しとします。
お次は「設置する場所」を決めるため社内を徘徊。
「ここ以外考えられない・・・」
と、ツリーを設置するために存在しているといっても過言でないレベルの壁を発見。
会社エントランスの壁は時計を掛けるためのフックも常備されてあり、壁の質感も申し訳ありません。
お客様の出入りもあり、ツリーの存在をアピールするには最高の場所と言えます。
設置する場所と広さが決まったので「適切な枝の本数」を決めることにしました。
「170cmの高さのツリー」が適正と判明したので、均等に割り8段分の枝を用意。
「なんか学園祭みたい・・・」
と、珍しい光景に登場したのはデザイナーのミムラさん。
興味津々に近付いてきたので、 貴重な労働力ゲットォ! 手伝ってもらうことにしました。
ビニールテープを地面に貼り付けて、鋭利な二等辺三角形をマーキング。
ラインに合わせて枝を敷き必要な寸法でカットしていきます。
このままの状態では枝の表面に「苔(コケ)」が付着しているため、タワシを使ってガシガシ擦って除去。
少し擦っただけで気持ち良いほど苔と汚れが落ちていきました。
心地良いまでの状態変化を目の当たりにして黙々と作業に集中していくミムラさん。
異彩を放つ作業風景を目撃し、近付いて社員からは
「ゴボウでも洗ってんの?」
と真顔で質問を受けていました。
(ゴボウ?・・・)
すごく・・・ ゴボウです・・・。
続いてゴボ・・・ 木の皮をタワシの柄の部分を使い削っていきます。
先ほどのタワシと同じく擦る度にバラバラと樹皮が落ちていきました。
(ポイントとしては適度に木の皮を残しておくこと)
適度に皮を剥いだら流水ですすいで、
天日に干して半日ほど放置。(こうして見ると木琴っぽい)
この日は天気も良く、半日を待たず乾きました。
ツリーの形に整えていく
一見ゴボウに見えた木の枝も、
乾燥するとこんな感じ↓
良い感じで「流木感」が出ており、どこか気品すら漂ってます。
先端から2〜3cmの箇所にドリルで穴を開けて、
ワイヤーを吊すための「ヒートン」を取り付けます。
逆側にも同じ工程を踏んで金具を取り付け。
反対側にも同じような状態にすれば完成。
8本全ての枝に金具が取り付け終えたら、
「オーバルスリーブ」をカシメてワイヤーを取り付けていきます。
ワイヤーはなるべく細めなものを使うことがポイント。
そうすることで“枝を壁に貼り付けた感”が激的に増します。
吊って、光って、飾り付け
全ての枝にワイヤーを取り付けたら壁に吊して確認。
遠くで見るとワイヤーが目立たず良い感じ。
ここまでは計算通り。
絡めるLEDはなるべく球が大きめのものを選ぶと見栄えが増します。
今回は球の直径が2.5cm、LEDの数が40球、ケーブルが5mのイルミネーションライトを購入しました。
枝とワイヤーだけだと貧相でしたが、
LEDを絡めるとディティールがハッキリします。
ここまで来ればあとひと息。
100均ショップで購入した装飾アイテムをバランスを考えながらレイアウト。
おお〜 なんか雑貨屋さんっぽい!
外が暗くなったところで点灯。
おおおおおおっっ!!
これは・・・
元がゴボウだとは誰が想像できるでしょうか?
「インスタ映え!」インス・・・(略)
仕上げに「枝のリース」(100均で購入)を分解して、
星形を成形しながらホットボンドにて接着 → 金色に塗装すれば、ソレっぽい星形が完成!
分解してホットボンドを多用することでアレンジメントを加える幅が広がり、オリジナルの飾りを作ることが可能。
ひと手間掛けることで「100均で買ったアイテムを飾る」以上に目を引く飾りが作れます。
完成!その後
壁の質感とも相まって雰囲気はバグツンです。
作って良かったと心から思いました。
コレが、
こう↓
コレが、
こうなって↓
こう↓
ワイヤーで吊しただけなので後の片付けもラクラクです。
【制作費用】
・木の枝(プライスレス)
・LED球:¥ 1,790
・飾り(100均):¥ 800
・ワイヤー:¥400
・オーバルスリーブ(カシメ):¥300
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合計:¥3,290
※工具代は含まず
「枝があまったから・・・」と偶発的に作り始めたクリスマスツリー。
構造も簡単なので一度作ってしまえば数年は使用できそうです。
来年以降のツリーはしばらくコレで行きたいと思いました。
“小さなものは指輪“から“大きなものは建物”まで。
ものづくりが大好き。昼夜問わず何かしら作ってます。
興味が湧いたらひたすらのめり込む性質のため、スマホには絶対にゲームをインストールしない主義。
企画や工作の記事が多めです。