写真撮影用に「男性頭部マネキン」を購入しました。
「発注を受けてから製品に塗装加工を施すので納品まで時間が掛かります」
と実に職人気質かつモ○バーガー的なメールを頂きワクワクしながら到着を待ち望んだ逸品。
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今まではお手製の頭部・・・らしき物体にて撮影していました。
やっつけ仕事にて作成したため強度もイマイチで自立性に欠けます。
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マネキンが到着して現品を見てみると“おでこの部分”が若干突き出ているせいで
「なんだか白イルカっぽい・・・」
との意見がでました。
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白イルカ・・・
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完全に一致!
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突起したおでこのままでも問題は無いのですが、撮影後に画像処理をする作業も楽ではありあません・・・。
ということで今回はマネキン頭部の改造を行います!
執刀医は弊社の「カイゼル髭」デザイナーKさんにお願いしました。
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まずはマネキンの素材が何で出来ているのかを知るためにハンドドリルでおでこをプスリッ!
(マネキンとはいえ少々抵抗があります・・・ 何だかロボトミー手術っぽい・・・)
検証の結果、マネキンの内部は空洞で素材は発泡スチロールか樹脂?といったところ。
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熱で溶ける系の素材ならば!ということで“ホットナイフ”を使用して溶かしながら頭部開口。
/パカッ\
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「うわああああああああああああああっ/(^o^)\ 」
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除去する箇所を丁寧にリューターで削りながら穴を大きくしていきます。
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粉塵が舞い散る作業になるため部屋を変えて一人黙々と作業するKさん。
マスク姿にリューター、ラテックスグローブという姿で外科医から歯科医にジョブチェンジしました。
(後ろ姿がカッコ良すぎてつい抱きしめたくなりますね)
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本業であるデザイン制作を止めての作業の末、ようやく白イルカヘッドの除去が完了しました。
(メロンパンが充分に入る大きさです)
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内側から“薄手の金網”を両面テープで貼り付けてパテ盛りを開始。
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この後、紙ヤスリで本整形に入りサーフェイサー(塗装用下地スプレー)を吹いて仕上げ作業に入るのですが
Kさんが忙しくなったためデザイナーHさん(弊社の工作部長)にバトンタッチしました。
仕上げは数時間に渡る作業だったわけですがその工程を撮る事を怠ったため写真がありません。
文章のみの説明も面白みに欠けるため、10月8日の夜に起きた皆既月食の写真をお楽しみ下さい。
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暗い夜空でも明るい月の姿がくっきりと
さすがレンズ込み20万円のカメラです。
(弊社社長の私物)
この日は写真数名で数分ごとに三脚に固定したカメラでシャッターを切っていました。
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話題が戻りまして頭部マネキン。
無事Hさんの作業も終えておでこ部分の再成形+銀塗装が完了です。
元の白い塗装に比べてコントラストがハッキリしたため写真映えも最高。
元々の状態と比べると、とても自然な仕上がりです。
(むしろなぜ初期状態が白イルカヘッドだったのか?)
Hさん曰く「もっと時間があれば今よりずっと綺麗に(以下略)」
と、仕上がりに納得がいっていない様子でした。
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いろいろと初めての試みでしたが非常に楽しい作業でした。
(途中のヤスリを使用しての研磨作業をお見せできなかったのが残念です)
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