ベアリング洗浄の際に「ジッポーオイル」を小瓶いっぱいに満たして何度か利用した後、中の鉄粉やホコリが目視できるようになった時点で溶剤を廃棄していました。
とある日「不純物が混入したのみで燃料的な角度からは特に問題なくライターの燃料としての再利用ができるのでは?」 との疑問から試みた実験スタートです。
ベアリングの洗浄を行い、液内に細かなホコリや汚れが気になり始めたら別の大きめの瓶に溶剤を移し保管していました。
見た感じは透明度の高い液体に見えますが、よ〜く目を凝らして見ると瓶の底にホコリや鉄粉が沈殿しています。
ホームセンターの材木コーナー等で300円程で購入可能。
おもむろに瓶内にとの粉を投入してグルグルと静かにかき混ぜます。
混ぜた瞬間真っ白になりますが、10分もすればとの粉が瓶底に沈殿してきます。
瓶の内部は「溶剤」と「との粉」とが層でキレイに別れています。
との粉が液内の不純物を抱きかかえて沈殿している模様。
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500mlのペットボトルを加工して「漏斗」(ろうと/じょうご)を作成します。
写真のように切って反転させて近くに転がっていたマスキングテープで固定。
「ろ紙」が手元になかったためキムワイプ(精密機械用のティッシュ)を使用。
目が荒いので2枚重ねで漉してみました。
と思いながら瓶底に目をやると案の定・・・
との粉が紙の目を通り過ぎてしまっています。
残念な気持ちでコーヒーフィルターを使用して再度ろ過作業を開始。
透明な液体がゆっくりとろ過されて通過していくのがわかります。
(´-`).oO(最初からこうすればよかった・・・)
細かい粒子が通り過ぎてしまっていた模様です。
「とりあえずジッポライターの燃料として使えればいいや!」という観点から今回はこれで良し!とします。
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ジッポオイルの純度的な角度から見れば少々問題があるかもしれませんが、最悪の場合“ライター内部の綿”を交換すれば良いだけのことなので今回の検証はまずまずの結果だと思います。
使用済みのとの粉はそのまま乾燥すればボロボロと乾いた紙粘土のように簡単に除去することが可能です。
次回はちゃんとした「ろ紙」を使用して“ろ過作業”を行いたいと思いました。