デザイナーの感性向上を目的として、広島県瀬戸田町にある平山郁夫美術館に行って来ました。
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平山 郁夫(ひらやま いくお、1930年6月15日 – 2009年12月2日[1])は日本画家、教育者。日本美術院理事長、一ツ橋綜合財団理事、第6代・第8代東京藝術大学学長を務めた。文化勲章受章者。称号は広島県名誉県民、広島市名誉市民、鎌倉市名誉市民。
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以前訪問した福山方面のお客様より「機会があれば足を運んでも損はない」との御意見を頂いていたため、春先のしまなみ海道を堪能することも含めて美術館を訪ねることにしました。
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車でしまなみ海道を渡り島に辿り着くものの、美術館の開館時間より30分早く到着してしまったため近隣を徘徊。
古き良き日本の商店街(朝早いため観光客の気配どころかお店の大半が閉まってました。)
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しばらく歩くと国宝クラスの三重の塔があるとの立て看板を発見!
時間もゆったりあったため山頂まで登ることに・・・
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普段座り仕事+マウスより重たいものを持たない体にとって、急勾配の山道は究極に辛いです・・・。
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普段の生活にはない風情あるアイテムが大量に設置されており、シャッターを切りたくなる衝動のためなかなか歩が前に進みません。
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雨に濡れ落ちた桜の花びらに足下を取られながら、20分程の登山道を進むとようやく目的地が見えてきました。
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向上寺国宝三重の塔
室町時代初期に設立され、様式は和様・唐様の混合で内部全体にも極彩色がほどこされています。又、向上寺は中国観音霊場第十一番札所にもなり、境内から潮音山中腹には八十八箇所巡りの霊場があります。
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野草と春の花の湿った香りが周囲に充満し、人の気配もないこともあってか、神々しい朱い塔と蒼い空のコントラストを静かな面持ちで見守り、脳内ではサ○エさんのオープニングテーマが流れていました。
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境内で見つけたスタンプラリーのスタンプを押された立て看板。
(きっと夜中に動き出してイタズラ主の顔面にスタンプを押したりするんだと思います)
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美術館の開館時間も近づいてきたので、向上寺を後にして下山。
上り坂の披露がここに来てピークを迎え、重みを増した両足では下り坂を上手く踏ん張れません。
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観光客が徐々に活性化してきた駐車場を横目に平山郁夫美術館に到着。
建物自体がまだできて新しい雰囲気で、島の風土にあった落ち着いた空気を醸し出しています。
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“写真撮影はロビーまで” という告知から写真でのご紹介はここで一旦休憩。
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正直ここへ来るまでは「日本画」というもの自体にあまり興味はありませんでしたが、実際に展示されている巨大な作品を目の当たりにすると意識が大きく変わりました。写真や画面では伝わらない“作者が作品に埋め込んだの訴え”のようなものを感じる事が出来ます。
開館直後に入館したということもあり、他の観覧者もおらずほぼ貸し切り状態だったのも手伝ってのことかもしれませんが、近くを観光する機会があるのならば大いに“あり”な美術館でした。
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館内の喫茶店にて頂いた“手絞りみかんジュース” を飲みながら小休憩。
各々展示物の感想を述べました。
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「作品に使用されている顔料って。宝石を砕いてたんですね〜」営業(30代)
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「“求法高僧東帰図”を始めとする作品の背景の光り方はどうやって表現してるんだろ?と疑問に思ってたら、全面に金箔を貼って顔料をうまく散らしてコントラストを付けてたのが判明して痺れた。」デザイナー(30代)
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「顔料で描いてあり、独特の雰囲気や重ねて塗ることによって、立体感が出ていて近くで見ても遠くで見ても違った面白さがありました。術館では油絵などを見ることが多く、あまりに顔料でで描いたものは見たことがなかったので、今回近くで見れてとても刺激になりました!」デザイナー(20代)
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「“カッパドキア”(平山郁夫に縁あるトルコの地)は、あの “ 川口浩 探検隊 ”が “ 消える湖 ” を探しに行ったところじゃで〜」取締役社長(40代)
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(´-`).○( 社長・・・ それ、平山郁夫関係ないです)
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突発的に発生した山登りイベントでライフゼロとなり、寝転んで体力回復を図るデザイナーのHさん。
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どうやら船の名前だったようです。
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お土産に買ったポストカードとメモクリップ。
普段はお土産などは買うことはないのですが、今回はなぜか自然に購入してしまいました。
(値段も500円以内でリーズナブルだったのもありますが)
天気にも恵まれ、気温的にも丁度良かったのも相まってちょっとした観光気分でした。
縁があれば、またの機会を設けたいですね。