デザインの作業中、営業のO河くんが無言で革靴を差し出してきました。
真面目な表情と相反して両手に携えられている革靴・・・ なにか新手の持ちネタ披露か何かでしょうか?
なかなかネタ披露モードに入らないので用件を聞こうと思いきや、彼の手に持たれた靴底に違和感を覚えました。
感心するほど綺麗に靴底が取れてます・・・
(´-`).oO( 何をどうやったらこんなになるの?)
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社内でいろいろモノ作りをしているお陰か、この手の修理依頼でちょくちょく声をかけられる機会が増えました。
なるほど、これはなかなか直し甲斐がありそうです。
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改めて見ると最初から靴底などなかったのでは? と思いたくなるような取れっぷりです。
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とりあえず紙ヤスリの80番で接着する箇所を削って表面をザラザラにします。
こうすることで接着剤の食いつきが全然変わってきます。
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今回使用する接着剤はコレ!
乾燥して実用強度に達してもゴム質な堅さになるため接着剤の弱点である「横からの衝撃」にもめっぽう強いです。
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該当の箇所にまんべんなく塗りつけて1分程乾燥させ、カカトパーツを貼り合わせて圧着。
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はみ出た接着剤を拭き取ってから靴底がずれないようにマスキングテープを使用して固定し、24時間放置します。
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接着剤の硬化後に革用のオイルを塗って光沢を出せば、
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修理完了! 削って接着するだけのことなのでクオリティーさえ求めなければ誰にでも簡単にできます。
外周りの多い営業の方々は覚えておいて損はない知恵ですね。