デニムの耳で作るランプシェード(邂逅編)

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お世話になっているジーンズメーカーの方に新年のご挨拶を兼ねてお互いの近況の報告や情報交換をしていますと、

 

「“デニムの耳”ってご存じですか?」

 

と、質問をされました。

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「デニムの・・・ 耳?」

 

正直この瞬間まで聞いたことはなく、“食パンの耳” “ネコ耳”のどちらかが近いかと言えば食パンの方だな・・・と思いながら、聞いたことがない旨と伝えると、

「デニム生地を織り上げた際にカットされて破棄される“端の部分”」との回答を頂きました。

 

 

Google先生で調べて見ると“日本にあるジーンズメーカーで一日に20万mも廃棄処分される”とあり、1年で地球を2週してしまう長さに達するそうです。

 

同時にこの「デニムの耳」を使っての二次利用も盛んなようで「トートバッグ」「帽子」「コースター」等、日常使いに十分対応できるアイテムが何点も作られていることを知りました。

 

モノ作りをする身として少し興味が湧いたので、

「破棄してしまうデニムの耳があれば少し分けてください」

とお願いすると、快く首を縦に振ってもらえました。

 

 

 

〜そして次の日〜

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      「わぁおっ!」

手元に届いた「デニムの耳」は想像していた以上に“雑多”というか“そのまま”な状態の生地感に「どう料理したら良いものか・・・」と軽い気持ちで踏み込んだことをやや後悔しながら添えられてあったメモ用紙に目を通すと

「捨てられるこの素材にぜひ新たな生命を与えて下さい。」

と熱いメッセージ付き。

完全に退路を断たれました、これは生半可な仕事はできません!

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とりあえず広げてみた↑

ちょっとした大きさのトートバックなら2つは出来そうな物量です。

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加工しやすいように巻いてボール状にしてみます。

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油断して転がす (ぎゃあああああああああああああ\(^o^)/

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とりあえず1個完成(10分程かかりました)

元がデニムだけあって“ズシリ”と中身の詰まっており、大きさ/重量共にソフトボールのそれと同じくらいくらい。

近距離から全力投球でぶつけられたら、大人も声を抑えつつ泣くレベルです。

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慎重に作業を経て6つのボールが完成。

 

何を作るかをいろいろと考えた末、今年最初に毛糸でつくった「ランプシェード」を“デニムの耳”で作ってみることに決定。

次回「でっかくなっちゃった!編」に続きます。

 

 

 

 

 

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