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レザークラフトを行う際に必須の道具「ウッドスリッカー」を「すりこぎ棒」を加工して自作してみました。
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【本格的な仕様の作り方はこちらから ↓ 】
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レザークラフトにはかかせない“ウッドスリッカー”(ヘリ磨きともいいます)
主に毛羽立った革の裏面を磨いたり、革と革のつなぎ目をこすってなめらかにする道具です。
いろんな形状がありプラスチック製(左)のものはリーズナブルな値段(5〜700円前後)で手に入りますが、
木製の物になると1,000円以上になります。
木目が密で堅い木になる程に価格帯も上がる傾向があり紫檀やローズウッドなどで作られたウッドスリッカーは売価3,000円以上と高価です。
(いずれの写真も既製品ものです)
しかしながら高価なものはそれ相応の作品の仕上がりをもたらしてくれるので、
・レザークラフト初心者=プラスチック製
○○○○○○○○○○○○○↓
・ちょっと小慣れてくる=安価な木製
○○○○○○○○○○○○○↓
・もう少しレベルアップしたい!=高価なウッドスリッカー
と段階をおいて道具をそろえていくと良いのではないでしょうか。
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最近、仕事関係のお客様より「なるべく低予算で作れるウッドスリッカーはないか?」とのご依頼を頂いたので5本ほど低予算のものを自作しました。 ちょうどネタになると思ったので今回は製作方法の紹介です。
材料は・蜜蝋(ロウソクで代用可)・すり棒(100均にて購入)・円柱のヤスリ・アルコールランプ(ガスコンロで代用可)
記事書いててあらためて思いましたが普通のご家庭にはないものが多数ですね・・・
ヤスリを使用して溝を削り出します。
次にすり棒全体に蜜蝋をこすりつけます。
グリグリと押しつけて蝋が目視できるレベルまで付着させます。
アルコールランプで軽く炙り、蝋を溶かしつつ木の中に染みこませます。
※木が若干焦げ目が付きますが問題ありません(ただし木への引火は危険なので充分に気をつけて下さい)
蝋を溶かし込む行程は“ 木目の隙間を蝋で埋めることで表面を密にする ”ことを目的としています。
作業開始時は炙った際に溶けた蝋がジュワジュワと音を立てて木目に染みこんでいく様が確認できます。
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蝋を擦り付けては炙るを繰り返します。
良い感じのキツネ色になりました。
加工前のものと比べると歴然の差ですね。
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仕上げに棒全体を紙(コピー用紙くらいの堅さがベスト)で磨きます。
(手で握って強めに磨くのがコツ)
するとまるでニスを塗ったような光沢が!
磨きの作業が終われば完成です。
単純な作業の繰り返しで所要時間は約20分ほどですが、手間をかけた分だけなめらかな仕上げができるウッドスリッカーとなります。
製作に慣れてきたら木の種類を替えたり、ヤスリの大きさを変えて溝の種類を増やしたりと自分好みの道具を作ることが可能。
さっそく作ったウッドスリッカーを使用してコバ磨き。 思ったより良い感じで使えました。
今回の経験を生かして本格的なウッドスリッカーを作ってみました。