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気温も日々高くなり皮脂汚れによるヒンジの抵抗を感じ始めたので、時計の洗浄(金属バンド)をしてみようと思います。
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※ご紹介する方法はあくまで自己流の洗浄方法です。
思わぬ傷や破損を招く恐れがあるため、実践する場合はくれぐれも自己責任で行ってください。
目次
スマートフォン普及に押されても
携帯電話が普及し、スマートフォンクラスの大きさでも携帯することに抵抗のなくなった昨今、減少傾向にある腕時計。
社内でも腕に巻いてい人は数名しかおらず、商談中にお客様の腕を見ても着用していない方が多くなってきた気がしました。
そんな時代の変化に飲まれながらも、時間に追われる仕事に身を置いて限りは無くてはならないアイテムであることも事実です。
まずは汚れのチェックから
普段はあまり気にしていませんでしたが、改めて見ると黒ずんだ箇所やら曇った部分が目立ちます。
これは掃除のやりがいがありそう・・・
「金属ベルト」の分解方法
まずは本体から金属ベルトを外してみましょう。
使用する道具は「精密ドライバー(マイナス)」
先端を引っかけてテコの応用で外すため「焼き入れをして硬度の高いもの」が好ましいです。
写真のようにマイナスドライバーの先端を「伸縮性のある金属棒の溝」に引っかけます。
【拡大図】
このように溝にドライバーが平行になるようにして引っかけて先端を引っ込めます。
引っ込めたままバンドをナナメにずらすと写真のように外れます。
各部分の清掃
金属棒の清掃方法
時計本体とベルトを繋いでいた金属棒。
こびり付いた皮脂汚れが目立ちます。
丁寧にティッシュで拭くと大半の汚れが取れて綺麗になりました。
金属ベルトの清掃方法
ぬるま湯(40℃前後)を張った状態で10分ほど浸し、汚れを柔らかくしておきます。
お湯につけ置きするだけである程度の汚れが浮かんできました。
ここで用意するのは「メガネのシャンプー」
“皮脂汚れ”を落とす目的では抜群の威力を発揮します。
ベルト全体に降りかけて5分程放置。(汚れ具合によっては20〜30分放置でも大丈夫です)
ぬるま湯でしっかりと洗剤を流した後、歯ブラシを使用して隙間の汚れを丁寧に落としていきます。
近くで見ると結構な量の「傷」が確認できます。
(軽くこする程度の力ならば小傷は付きませんが、気になる方はこの行程を省いてください)
とことん時計をキレイにしたい場合
今回の洗浄方法では“細かい小傷”を除去することはできません。
ホームセンターで手に入るアイテムを使い、自分の手でどこまで綺麗にできるかを検証してみました。
手間がかかる作業ですが「ヘアライン」を復活させることができました。
納得いくまで汚れを落とした後は、全体をタオルやティッシュで拭きとり水分を除去。
「エアダスター」を隙間にを噴射して、奥に残った水分吹き飛ばします。(うしろにティッシュを敷くと飛ばされた水分が周囲に散ることなく作業ができ快適です)
時計本体の清掃方法
爪楊枝でエッジのかかった溝をこすり、皮脂汚れを搔き出します。
ちょっと擦っただけで気持ちよいくらい汚れがボロボロ落ちていきます。
ベルトの付け根もカリカリと丁寧に汚れを除去。
楊枝で擦り落としただけでこの量・・・。
汗ばむ季節だと1週間も着用すれば、これくらいの汚れが溜まってしまいます。
次にZIPPOライターに使用するオイル(パーツクリーナーとほぼ同じ成分かつ安価なため)と綿棒を用意。
注ぎ口に綿棒を接地させて先端を湿らせて、
適度な力で磨いていきます。
(※液は瞬時に揮発していくので拭き取りは必要ありません。)
刻印の溝も丁寧に磨いていきます。
(´-`).oO( 気にならないだけでどんだけ汚れてたんだ・・・)
金属に付着した汚れを綿棒でこすり取った後、水を浸したティッシュ等で軽く全面を拭き取りました。
最後の仕上げ「組み立て作業」
ベルトに金属棒を通して、
金属棒のフチをマイナスドライバーの先端で引っかけて縮めた状態でベルトを平行にスライド。
取り外した手順と逆の行程でベルトの取り付け作業が完了しました。
洗浄前との比較
写真で洗浄前とその後を比べると雲泥の差です。
ベルトヒンジ部分の汚れが落ちたせいか、ゆらすとシャラシャラ心地よい音がしていました。
付け心地も洗浄前に比べるとペタペタせず長時間付けていても不快感がありません。
今回は「洗浄」に特化しているため、時計の金属部分についた小傷等は取り除きませんでした。
本腰を入れてメンテナンスを行いたい方は自己流ではありますが、手順をまとめてみましたので是非ご覧ください。
より手軽で効果的な洗浄方法はコチラから ↓ ↓
「とにかく徹底的にキレイにしたい!」勢いに任せていろいろやってみました↓ ↓