夏場になると気になり始める時計の「メタル(金属製)バンド」のベタつき。
なるべくコストをかけず入手しやすいもので簡単な洗浄方法を検証してみました。
※あくまで自己流の洗浄方法です。思わぬ傷や破損を招く恐れがあるため、実践する場合はくれぐれも自己責任で行ってください。
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目次
手軽にできる洗浄方法
以前検証した洗浄方法では「ベルトを外す行程」に少々手間が掛かるため、今回は極力外さない方向での洗浄を考えてみました。
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腕時計の洗浄といえば「超音波洗浄機」がメジャーですが、初期投資がかかるためコスト的にメリットのある「発泡性のある薬剤」を使う方針で行います。
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入れ歯用洗浄剤の購入
洗浄力があり発泡性の高い薬剤といえば「入れ歯用洗浄剤」
ドラッグストアに足を運び、専用コーナーを徘徊。
予算的な面で選択した小林製薬の「タフデント」と「パーシャルデント」
似たようなパッケージデザインですが双方の違いがイマイチ分かりません。
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横に並べて比較。
タフデント=「総入れ歯」 パーシャルデント=「部分入れ歯」
といった解釈で大丈夫そうです。
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「金具のヨゴレもすっきり!」との特徴説明から「パーシャルデント」を選択しました。
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検証実験
自宅へ戻り実験を開始しました。
検証の段階ではベルトを取り外して行います。(※取り外さない洗浄方法は後記)
【金属ベルトの外し方はコチラをご覧ください】
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まずは汚れのチェックから
手始めに全体の汚れをチェック。
外の気温が一気に上がったことで汗ばむことが多くなり、1日も外を歩けば金属バンドのヒンジ部分が鈍化していくのを感じます。
パッと見た目には分かりづらいですが、全体的に「油脂の層」ができており金属の光沢感が失われているように見えました。
角度を変えても均一な反射がなく、ベルト全体が鈍く光るだけです。
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洗浄の下準備
隅々まで汚れ具合を確認したところで「洗浄剤」を開封。
/ テッテレー \
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さすがお徳用108個!
箱から流れ出した個包装の数は「圧巻」のひとこと。
(´-`).oO(正直こんなにいらない・・・)
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開封すると、想定通りの容姿でした。(ラムネっぽくて美味しそう・・・)
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中の様子を確認するため透明の容器を用意。(ペットボトルを半分にカットしました)
説明書には“「40℃〜60℃」の間で温度を設定する” とのことなので最低温度の40℃からスタートします。(※水温が低いとあまり泡立ちません)
いよいよ実験開始
容器に「洗浄剤」を投下! 着水と同時に気泡が発生します。
間髪入れずベルトを投入。
なるべく洗浄剤の上に重なるように位置合わせを行いました。
透明な水がどんどんブルーに染色していきます。
キメ細かい泡のカーテンでこの位置からではベルトが目視できません。
ピーク時にはカキ氷の “ブルーハワイ” 並みに青色が増します。
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(´-`).oO( あれ?この青色・・・ どっかで見たことある・・・ )
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それは、あの青色を彷彿とさせるとても美しいブルーでした。
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そのまま放置すること20分。
さわやかなブルーは徐々に薄くなり、泡が完全になくなりました。
洗浄後の状態を確認
カップから取り出してぬるま湯で洗い、柔らかい布で軽く拭き取ります。
「エアーダスター」を使用して隙間の水分を吹き飛ばしてから、風通しの良い場所で自然乾燥。
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【 30分後 】
写真では分かりにくいですが、金属の表面に付いていた油脂汚れが綺麗に除去されています。
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【洗浄前】※写真に青みがあるのは光の加減です
【洗浄後】
ベルトのヒンジに絡みついた油分がなくなり、粘るような抵抗が消えています。
軽く振ると“シャラシャラ”と金属の心地よい音が鳴ります。
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【洗浄前】
【洗浄後】
ベルトの表面や細いブラシも届かない隙間など隅々に渡って洗浄されており、手に取った瞬間に違いが分かるレベルで綺麗になりました。
「多少マシになれば良いかな?」程度の期待だっただけにこの結果には満足です。
「ヘアラインの復活!」
さらに「コア」なベルトの洗浄(?)研磨方法はコチラから↓↓
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「入れ歯洗浄剤」を利用した洗浄方法(本番)
検証実験が良い結果に終わったので、実用段階に落とし込んだ洗浄方法をご紹介。
用意するものは「入れ歯洗浄剤 ×2個」「紙コップ(お湯に対応したもの)」「割り箸」
紙コップに適温(今回は40℃)のお湯を入れます。
※ “金属ベルトが浸かることで水位がいっぱいになるよう”調整しておきます。
「割り箸」を2本使い写真のような「橋渡し」の状態にします。
その後、ベルト部分をお湯の中に着水させながら箸の上に時計本体を慎重に置きます。
※時計本体がコップに落ちないよう注意してください。
「入れ歯洗浄剤×2個」を隙間からゆっくりと投入。
数秒でクリーミーな泡が発生。
(ベルトを入れてギリギリの水位に設定していたため、吹きこぼれそうになり焦りました)
錠剤を2個使用しているため、泡の発生具合が半端ないです。
「表面張力」のおかげでベルトの根本部分ギリギリまで洗浄されており嬉しい誤算。
そのまま20〜30分ほど浸け置きした後、時計を抜き取りぬるま湯で溶剤を洗い流します。
水気を柔らかい布で拭き取り、「エアーダスター」で隙間の水分を吹き飛ばして自然乾燥すれば完了。
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この方法ならばバンドを取り外す手間もかからないため、汗をかく夏場には気軽に行えそうです。
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まとめ
錠剤はまだ100個以上余っているので、向こう1年は洗浄で困ることはないでしょう。
金属部分があまりに綺麗になるため「入れ歯洗浄剤」を使って様々なものを洗ってみました。
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