※1. ネタ的にアレですが企業のブログです。
※2. すべての作業は業務時間外にて行われています。
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現在放映中の平成ライダー16代目の仮面ライダーは「車」がモチーフとなっており、変身の際に使用するキーアイテムも「シフトカー」と呼ばれるミニカーを駆使して戦います。
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ベルト1本買えばなりきり遊びに事足りる時代は幕を閉じ、TV放映に合わせて登場する新アイテム(指輪、錠前、ミニカーなど)を300〜500円程の食玩やガチャガチャで複数そろえなければ満足に遊べないという世知辛い仕様がここ数年続いている次第です。
発売アイテム数は20種類を軽く越え、単価の高いベルトに加えての追加出費は毎年親御さんにとって悪夢のようなアイテムに映る事でしょう。
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前置きが長くなってしまいましたが今回は件のミニカー「シフトカー」ネタです。
記念にパッケージをパシャリ!
(撮影場所:弊社応接室)
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コンビニにて発見したので1つ記念に購入。税込み540円(高ッ)
前作のライダーのキーアイテムは音声機能が組み込まれており500円の値段にも納得でしたが今回のこれは・・・
モーターで走行するわけでなく、チョロQのようにフルバック走行もありません。
タイヤが回転するので転がし走行可能。
そして捻って「レバーモード」に!!
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○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○「レバーモード!!」
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○○「レバーモード・・・」
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「これが540円(ラムネ付き)」と半ば放心状態で見つめてると車が思いっきりズッコケて「ズサーーーーーーーッ」ってしてるように見えてきました。
このアイテム単品ではこれ以上のなりきり遊びはできません。
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本来ならば変身アイテムの”ブレスレット”に装填し、レバーに見立てたミニカーをスイングすることで腰に巻いたベルトから様々な音声が鳴り赤いLEDが光ります。
よって更なる満足感を得たいのであれば店頭売価6,000円overの変身ベルトをサンタさんにお願いしてね!というBAN○AIからの暗黙のメッセージを垣間みることができます。
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う〜ん。正直ネタで購入したのを後悔し始めてきました・・・
劇中の設定ではミニカー自体が意思を持っており、各々の個性を駆使してライダーの支援をするといった形が取られています。 お陰でミニカー単体でもそれなりに遊べる道があるわけです(それなりですが・・・)
この辺りの救済措置は非常に巧い!と思いました。
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後悔したままでは嫌なので自分なりにどれくらいの付加価値を付ければ値段相応になるか考えてみます。
とりあえずシフトカー本体を分解してみましょう。
分解するには車体裏側にあるネジを7本外さなければならないのですが、そのうちのネジ1つはシールの裏側に隠れています。よってシールをドライヤーで暖めてからピンセットなどで丁寧に剥がすのが良いでしょう。
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分解したパーツ一覧。
シフトカーには「玩具」「食玩」「ガチャガチャ」と販売形態が3種類に分かれており
「玩具」=完全版 「食玩/ガチャガチャ」=一部の機能やパーツを省いた廉価版。
といった扱いでそれぞれ仕様が若干異なります(廉価版で540円・・・)
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車体を捻る動作には45度刻みにクリックが入っていますが、その動きの核となるパーツ。
(食玩はピン打ち、ガチャガチャはネジ止めなので改造するのならばガチャガチャ版がやりやすいです)
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回転軸のパーツも分解。
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一通り分解してわかった事は「廉価版」故に車内のクリアランス(部品のない隙間)が結構あるということ。
(玩具版ではバネ等のパーツが仕込まれています)
ならばLEDを仕込み、捻りの動作をスイッチにして光らせてみましょう。
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スイッチ仕込んで、チョチョイと組んで、
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○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○/ ウリャッ!! \
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とりあえず成功。スイッチの構成を考えるのに苦労しました。
改造しての感想は「光って値段相応だよな〜」としみじみ。
試作用に複数体購入して気づきましたが共通するパーツが”回転軸パーツ”か”タイヤ”のみでそのほとんどが新規金型※を使用している模様。
売価500円のコストはここにかかってるのか・・・と大人の目線で見てしまいました。
※(金型(かながた)=製品を量産するための基本となる型の総称)
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今回のノウハウを生かし、クリア成形のシフトカーの中に高輝度LEDを仕込むととてもキレイでした。
ただ、均一でない車の形状の問題から電源や基盤のエリアを確保しつつ光らせる付加価値をつけるには更なるコスト高に繋がるであろうというのが今回の結論です。
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改造の失敗を恐れて予備に購入したシフトカーがあと2台・・・。
ネタのためとはいえ2千円弱の出費でミニカー4台はちょっとなぁ〜と素に戻りました。
(改造の手順は機会がありましたらそのうち紹介したいと思います。)
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