暦の上では春ですが寒さがまだまだ続く某日、やたらと長い荷物が届きました。
嬉しそうに荷物へ歩み寄っていったのはデザイナー兼カメラマンのKさん。
長い棒を小脇に抱え、現在は倉庫として使用されている2階へ移動。
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開封すると白い紙? が現れました。
模造紙のようにロール状に巻かれています。
3mほどの長さがあるので持ち運ぶにも一苦労。
製品の状態を隅々まで確認しています。
白い紙のチェックが終わると天井から鉄パイプをぶら下げ始めました。
テキパキと手慣れた手つきで作業をこなしていきます。
そして2本目の鉄パイプを先ほどの紙の筒へ通し始めました。
どうやら完成したご様子。
天井から紙の筒がぶら下がりました。
そのままゆっくりと紙を地面へ手繰っていくと・・・
あ、なるほど! こうゆうことね。
完全自作の本格的な“撮影ブース”が完成しました。
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今まではその都度 “撮影の場所” を確保する必要があり、
デザイナーが求める構図のため、たゆまぬ努力が繰り返されてきました。
(写真はスタイリッシュなジョジョ立ちの状態で撮影をするデザイナーのMさん)
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そんな背景もあり“常時撮影のできるスタジオの設置”は必須と判断しての制作だったようです。
(´-`).oO(最近ドタドタと2階の片付けがなされていたのはこれのためだったのか・・・)
経費の必要な機材にはお金をかけ、コストを抑えることができるアイテムには自作の方針で進めていったようです。
ブースの傍らには手作りの“レフ板”が鎮座していました。
こちらも発泡パネルと椅子の足、レンガ+ダンベルで構成されており、制作者の気合いが伝わってきます。
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スタジオの設置もひと段落したので、さっそくテストショット開始。
被写体はデザイナーのHさん。
両手でヨーヨーを高速で振り回していきます。
適正なシャッタースピードの割り出しと、フラッシュの強さをテストのため俊敏な動きの被写体が最適だそうです。
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「なんか楽しそうだな〜」と遠くから眺める営業のO君。
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ひととおりのテストが終わり本格的な撮影に入ります。
賢明なまなざしでカメラを確認しながらも、愛らしさを醸し出す後ろ姿のKさん。
その先輩の後ろ姿から何かを学ぼうと真剣に見つめる後輩デザイナーのMさん。
「違う!そうじゃない」
たまに上から目線で先輩に指示。
(※やらせです)
床に敷いたマットが“六畳一間感”を出しており良い感じ。
女性がひとりで座ってると 拉致監き・・・ 犯罪の香り 慎ましさが増しますね。
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その後2人で仕上がりをノートPCにて確認。
今まで以上にクオリティーの高い写真を撮ることができたそうです。
制作、設置、撮影。
全てスタッフが自立して動いた結果、実現したスタジオの出来は上々だったようです。
必要に応じて更なる進化と、この場所から生まれるエピソードに期待してしまいますね。
倉庫内を大掃除して撮影エリアの拡張を行いました↓