最近、諸事情により仕事に使用しているMacのOSを「10.6.8」から「10.8.5」にアップデートしました。
その際、PhotoShopのズーム機能の一部に不具合が起きたため改善方法をまとめてみます。
2年以上前のOSではありますが、個人的にOS10.9 “Mavericks ” OS10.10 “Yosemite”は不具合が多いイメージがあるため消去法での選択です。
MacOS「10.6.8」は安定性があり個人的には可能な限り使い続けて行きたかったのですが、仕事で使用しているアプリケーションの多くがサポートの対象外になっていくため苦渋の決断でアップデートを実行しました。
移行して数時間使い倒してみて特に不具合も見つからず
「こんなことならもっと早くにアップデートしておけば良かったな・・・」と
気楽に考えていた矢先、フォトショップでの画像処理中に違和感を覚えました。
ほぼ無意識にショートカットで操作しているため最初は何が起こったのかわかりませんでしたが、“拡大/縮小”の操作を行っている最中に「それ」は起こっているようです。
画像の“拡大/縮小”はズームツールを使う以外でショートカット
「command + “+ (プラス)”」= 拡大
「command + “− (マイナス)”」= 縮小
を使用することでスピーディーにファイルの細部を見たり、全体像を確認したりすることができます。
さらに、
「command + option + “+ (プラス)”」=“外枠の大きさを維持したまま” 拡大
「command + option + “− (マイナス)”」=“外枠の大きさを維持したまま” 縮小
を使用するともう少し融通の利いた拡大/縮小の作業を行うことが可能。
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どうゆうことか図解して説明しますと、
この状態で 「command + “− (マイナス)”」= 縮小 すると、
画像サイズは縮小されていき、比例して画像の“枠”も小さくなっていきます。
続いて「command + option + “− (マイナス)”」=“外枠の大きさを維持したまま” 縮小 ですと、
画像サイズは同じように縮小されていきますが、画像の“枠”は維持されたままとなります。
本ッッ当〜〜〜〜〜〜〜〜〜に微細かつ、「その機能いる?」とツッコミたくなる衝動にかられるショートカットですが、実際に作業してみると「無くては作業に支障が出るから超絶困る」レベルの機能だったりします。
OSをアップデートしたことを早くも公開しながら原因をWeb検索にて調べてみましたが、なかなか該当する症例がありません。
それどころか「+」が検索ワード的に微妙なようで時間だけがむなしく経過していきます。
ふと、「もしや、10.6.8以降で追加されたFinder上のショートカットとコンフリクト!?」とおもむろにMacの神が降りて数分内で問題が解決。
原因は「アクセシビリティ」のショートカットとの重複でした。
正直コレ系が地味に困る・・・(´д`;)
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以下、対策方法の説明です。
まずはアップルメニューをクリックして「システム環境設定」を選択。
左メニューにある「ズーム機能」を選択すると、問題の原因となるショートカットが表示されます。
とりあえずチェックの入っている上から2カ所の選択を解除。
これでフォトショップの「command + option + “+ (プラス)”」の拡大ショートカットが復活します。
無事復活できたからよかったものの、本気で「OSのダウングレード」を考えるレベルのトラブルでした。
今後、同じようなトラブルに見舞われた方々の解決に少しでも貢献できるようここにメモとして残しておきます。