妖怪メダルブームにあやかってメダルをデザイン→作成してみました。
近所のデパートにて資料探しをしていますと「妖怪メダル」のガチャガチャを発見!
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メダルガチャはとくに珍しいわけではありませんが、
“中身がちゃんと補填されている状態のもの” を見るのはこれが初めてで、無意識に100円を投入してハンドルを回していました。(大人気ですもんね、乗るしかない このビッグウェーブに)
さっそく開封。
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あ!ブリー隊長ッッ
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「ホロメダルやー!なんかキラキラしとる!」と大人げなく興奮。
少し時間が経過して気持ちも落ち着いてくると
(´-`).oO( なんで買っちゃったんだろう・・・)
と、ブームに踊らされてしまった感から来る後悔の念にかられました。
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冷静に観察するとプラスチックにシールを貼り付けたメダルがすでに年内販売数1億枚予定・・・(2014年8月21日現在)
メダルの読み込み機である「DX妖怪ウォッチ」は店舗で見かけたことなど到底無く、
花火大会に出店していた夜店の等賞でしかパッケージを見たことがありません!○
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世間では「第二のポケモン」と呼ばれていますが、キャラクターの設定や絵のタッチを見る限り
個人的には「ビッ○リマンシール」の方が近い気がしました。
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ここでメダルの感想を述べて終わらせるとただの自慢かつ時事ネタになってしまうため、
企画デザイン会社の意地で無理矢理それっぽいことをしてみます。
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えーと・・・
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その・・・
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あれだ! メダルを自作してみます!
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なかなか手に入らないのなら自分で作ればいいじゃない。
早速「妖怪メダル」「自作」と入力してgoogle先生にて検索。
今まで縁が無かったためノーマークでしたが、結構な頻度で自作している方がいっしゃるご様子。
中には“UVレジン”で自作している方もいるようで、作り方も日々検証され進歩しているように思われました。
とりあえず今回はお手軽な「段ボール」をベースとしたメダル作りをしてみようと思います。
(´-`).oO( 日々のサンプル作成で培った技術がもはやここで生かされようとは・・・)
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まず最初にメダルのベースの作成から。
外形をトレスした後、画像処理ソフトに取り込んで擬似的に立体処理を施せばメダルのベースが完成!
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あとはジ○ニャン等の妖怪イラストを入れてシールシートに出力を・・・と思いましたが、
著作権的な問題があるとの判断でイラストをオリジナルのもので作成する方向にシフトします。
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どうせキャラクター化するなら社員の誰かをモデルにしたいところですが・・・
あ、ベストな素材発見!
(いつものごとく新人デザイナーのミムラさんにモデルになってもらいます)
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隠し撮りして貯めていた ミムラさんの写真を参考にしつつ
「ゴールデ○ボンバー」のファンという要素を盛り込みソレっぽくラフを作成。
完成間近でふと「今回作るのは “妖怪” メダル」なので
人以外の意匠を取り入れないとダメな気がしてきました。
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それとなくミムラさんに
「好きな妖怪は?」
と質問してみますと「キムジナー」との返答。
キムジナー
(たしかこんな感じ)
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お題をらったもののフォルムがシンプル過ぎてうまくアレンジする自信がありません。
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もっと特徴のハッキリした造形の妖怪をリクエストすると「すねこすり」と即答。
すねこすり
(実際はもっと可愛いです、調べたら岡山の妖怪なんですね。郷土愛!)
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なんでこんなマニアックな妖怪ばかりなんだ?!との疑問で悶々としつつ、
無理矢理すねこすりの要素をねじ込み奮闘すること15分。
ただの萌えキャラになりました・・・
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すねこすりミムラさんのイラストを取り込み、
萌えキャラ
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トレースして“それ”っぽく仕上げていきます。
(途中で頭身が高過ぎたことに気付いたので調整しました)
レイアウトを確認しながらベースのメダルに合わせて様子を見ます。
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最後に背景を加えて完成!
(弊社のオリジナル萌えキャラが・・・)
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メダルサイズで出力するとギリギリそれっぽく見えたのでひと安心。
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キャラクターのタッチを真似する上で複数のオリジナルメダルに描かれたイラストを観察しましたが大変よくできていると感銘を受けました。
数百枚以上のキャラクターを量産するために必要最低限の線で構成され、線の太さや塗りを統一することで均一なイメージを統制しています。
また背景のイラストも妥協が無く、各々のキャラクターのイメージに合わせた背景の処理も見応えがあり、妖怪のコンセプからしっかり定義して愛情を込めて作られている商品なのだと作業を終えた今ではそう思います。
“ プラスチックにシールを貼っただけの〜 ”と分かったような感想を述べた数時間前の自分を助走を付けて全力でグーパンチしたい気持ちでいっぱいになりました。
ネタのつもりで始めたことですが、自分のデザイン能力を培う方面でこんなにも得るものがあろうとは・・・。
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今回はソフト面の作成で力尽きたため、段ボールへの加工はまた後日。
おつかれさまでした。
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