夏休みの工作枠(もう9月の末ですが・・・)として「ミニ四駆のコース」を自作してみましたのでご紹介します。
自作までの経緯
正式なコースを購入しようとも思いましたが想定していたよりもお値段が高く、ヤフオクやフリーマーケットで探してみましたが中古市場でもそんなにお安くないご様子。
Webでいろいろ調べて見ると、皆さん結構な頻度で「自作」しているという事実が判明。
自作・・・ これは大宇宙からの啓示としか思えません。
ということでその辺に転がっていた段ボールを切り刻み、簡易的なコースを組んでみました。
↑段ボールコースを作成中の図。(Amazon成分多し)
実際に作ってみた
まずは見よう見まねで「環状線コース」を作成。
あらら? なんだか想像していたよりも簡単かつソレっぽい雰囲気なものが出来てきました。
続いてストレートコースを作ってトラック状に延長。
見た目はイマイチですが、エコ要素のゲージが振り切れMAXなコースが完成しました。
早速走らせてみた
作業開始から1時間ほどで作れてしまったので(素材費0円)若干拍子抜けしながら、ミニ四駆をバトルゾーンに投下。
実際に走らせてみて絶句。
段ボール自体が軽い素材のため、ミニ四駆の勢いにコースが持って行かれました
\(^o^)/
これは・・・ 実際にやってみないとわからない検証結果です。
さらなる問題点
実際に走らせてみてわかったことその2
コースアウトを防止するためのローラーから結構な圧が掛かっているようで、カーブに当たる部分にダメージ痕が残されていました。
ダンボールのコース(カーブ側)が首の皮一枚レベルの傷が付いています。
(場所によっては完全に破れている箇所もあり)
ミニ四駆・・・
想像していたよりもはるかにパワフルかつアウトローなアイテムでした。
関連のアニメでは持ち主の精神力に応えてコースの無い平坦な道で曲がるとか、ガチ銃弾をそつなく弾き返したりするのを画面越しに観て、
「そんなことあるわけないでしょw」
と笑い飛ばしてきましたが、カスタマイズ次第ではそこそこイケるんじゃない? と考えを改めた瞬間でした。
とりあえず段ボールより強度の高い素材でコースを作り直すことにします。
素材をプラ段ボールに変更してみた
いろいろ検証してみた結果、素材を「プラ段(プラスチック製の段ボール)」に変更、再びコース作りを再開しました。
選択したプラ段は4mm厚のもの。
型紙を作って各コースをトレースして行きます。(大きいので結構大変)
旧モデル(段ボール)と照らし合わせて形状を確認。
コーナリングは細かく切った養生テープを大量に使って仮止め。
後々ホットボンドで固定します。
テープを細かくちぎっては貼り、固定していきます。
この仮止め作業が地味にキツイ・・・
コースが2レーンになったので「立体交差」を追加しようと奮闘。
絶妙な高低差が弊害となり組んではバラし、バラしては組んでの繰り返し。
「なんで俺・・・ こんなことやってんだろ?」と半泣き状態での作業を続けます。
ホットボンドで接着作業
心に湿り気が増してきたので、近くを通りかかったデザイナーの三村さんを捕まえて手伝ってもらいました。
嫌な顔ひとつせず、業務とは微塵も関係のないミニ四駆コース作りに励むデザイナー。
ひと通り作業を伝えて、直線のコース作成を開始。
ゆっくりと大量のホットボンドを溶かしながら90度の角度で固定。
直線のコースはスライドするだけなので簡単に作業が完了。
続いてカーブ。
コーナリングはミニ四駆からの遠心力(G)が掛かるため破損率が高いことが事前に判っていたので、剥がれて壊れないようなるべく分厚く盛ります。
軽くグイグイと動かしてみて強度を確認。
破損防止のためボンドを2度塗りしたかいあってしっかりとした仕上がりとなりました。
暗礁に乗り上げていた「立体交差」にも着手。
あまり時間もかけたくなかったため、このパーツだけはほぼ目分量で作ってます。
上手くかみ合わない部分は力業で対処。
ある程度のズレならば伸ばしたり縮めたり、プラ段ボールのメリットを最大に生かし組んでいきました。
完成したコースを並べて確認。
なんとかソレっぽい形になり非常に満足。
噛み合わせの調整に苦難の連続だった立体交差。
コースアウトして飛んでいく系の嫌な未来しか想像できません・・・
レッツ検証!
完成したパーツをテープで貼り付けながらの作業。
運悪く捕まったデザイナーのミムラさん(仕事中)にお願いして、
ミニ四駆からの衝撃によるズレ防止のため床にしっかりと固定していきます。
四苦八苦してコースの設置が完了しました。
コースアウト防止のため、追加パーツを装着!
レッツ放流!
J(´-`).oO( しっかりと遊んでおいで)
J(´-`).oO( 私はいったい何をしているんだろう・・・)
彼女の“心ここにあらず”な表情が印象的でした。
それから数十分ほど走行してみましたが特にコースアウトすることもなく普通に使えることが実証され、
プラ段ボールに変更した恩恵によりカーブの破れも無くなりました。
ミニ四駆を2台に増やしてレース形式で遊んでみます。
ここまで上手く行くともっと複雑なコースも作ってみたくなりますね(←やらない)