マンダラチャートってなんじゃらほい?

※記事の最後にダウンロード用リンクを追加しました。


とある商談中でのお話です。

「マンダラチャートって知ってる?」

ほんわかムードで談話をしていた途中で、お客様の口から聞いたことのない単語が飛び出しました。

「え? マンダラ・・・ ですか?」

(´-`).oO(聞いたことないデス なんすかそれ?)

title_160929mandala

「マンダラ」ってインド的な?

隣に座っていた営業のF本君の方を向いて

『なんのことか分かる?』

と眼を泳がせてアイコンタクト。

反応を見るに彼もなんのことかは知らないようです。

知識の白旗を上げるのをギリギリまでこらえて頭をフル回転。

“マンダラ”  “チャート” に関連する単語を脳内に散らばる知識片から必死にかき集めます。

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     ↑  ↑  ↑
曼荼羅(マンダラ)イメージ(※wikiより転載)

ブッダ的な、なんだかインド的な・・・ 亀の背中にゾウがいて・・・地球は「球」でなくて平らの大地で・・・

と日本語として大変苦しい結果が導き出されたのでここで断念。

「いえ、聞いたことないです」

とお客様に返答し正しい解答を待ちます。
(´-`).oO(最初から素直に聞けば良かった・・・)

目的達成ツールとしての「マンダラチャート」

日本ハムの大谷翔平選手が高校1年生の時に立てた目標達成表がその “ マンダラチャート” だったそうです。
詳細はこちらから(Google検索)

目的達成のために起こすべきアクションを明確化できるツールとして有効だとか。

おおまかな作成方法

教えて頂いた情報を噛み砕いてまとめますと、

まず9×9マスで構成された表 (こんな感じ ↓)を作成します。

mandara001

グレーのマス(中央はイエロー)を中心として「9マスのエリアで一組」という定義のもと作成していきます。

エリア分けするとこう。

ERIA

「A」は核となる目標(最初のお題)を書き込むエリア。

「1~8までの数字」は「核となる目標を達成するために必要な行動」を膨らませていくエリアとなります。

mandala_1

実際のマンダラとの比較。

なるほど、たしかに似ています。

次に「将来こうなりたい!」「こんな夢を叶えたい(ドンッ!!)」といった「最終的な目標」を中央のマスに書き込みます。

kaijzoku001

ここに書く最終目標は具体的であればあるほど良いと思われます。

人から笑われても、自分自身が「無理だよ・・・」と思っても叶えたい目標をタンッと書いてしまいましょう。

そして中央に書いた“最終的な目標”に辿り着くために必要な要素やイベント、具体的な行動等を書いていきます。

コツとしては「時間を掛けて考えながらじっくり」ではなく、「思いついたままにノリで書いていく」感じ。

kaizoku002

ここまでは意外とスラスラ埋めることができました。

続いて最終目標の周囲に書き込んだ単語を直線上にあるスペースに分布。

kaizoku003

なんだかそれっぽい形になってきました。

先ほど分布した単語から連想される言葉や解決方法など、なるべく具体的な単語を用いて配置。

kaizoku004

これを繰り返して空欄を埋めていきます。

最終的に完成したチャートを客観的な視点から眺めることで「自分に今一番必要なもの」「自分に足りない能力」等が浮き彫りになり、それを埋めるための具体的な対応が取れるということだそうです。

個人的には マインドマップ より作りやすい思いました。

実際に作ってみた【仕事編】

おおよその作り方は把握できたので今度は具体的なチャートを作成してみようと思います。

現在の仕事における目標に焦点を絞って作成してみました。

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現状で一番求めている “ 新規事業部の立ち上げ  ” を最終目標と決めて中心に書き込みます。

〜 20分後 〜

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脳を限界まで絞りきり、やっとの思いで周囲を固める単語を配置。

この時点で割と無理な予感がしてきました・・・

〜 40分後 〜

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埋まりました・・・。(諸事情によりぼかしてます

予想より遙かに膨大な時間を費やした上、完成したチャート内容は見た目のやり遂げた感とは反比例して残念なご様子・・・。

なんだか具体性のないフワッとした単語が羅列されています。

マンダラチャート・・・

将来への不安を軽くするツールとしてその万能性には少なからず期待していたせいもあり、使いこなせなかったショックはやや大きめ。

仕事関連での作成は苦痛も伴っていた気がするので軽い気持ちで作れそうなもの・・・。

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実際に作ってみた【趣味編】

試しに趣味のヨーヨーで作ってみます。

習得に手間の掛かりそうな技(トリック)を9つのマスに入れていざ作成!

〜 約 7分後 〜

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雪崩のような勢いで単語が配置されていきました。

(※諸事情によりモザイクを入れています)

なんというか、脳から降りて来る単語量の勢いが凄すぎてタイピングしている最中も何個か打ち損じてしまうレベル。

(´-`).oO(つい数分前、絞り出すように書き込んでいたアレはなんだったんだ・・・

羅列されている言葉の内容も具体的過ぎてギャップに笑えます。

それから数週間後、ここに明記された約半分の目標が達成出来ました。

(※ 進研 ○ミ的な香りがしますが事実です)

具体的に注意する箇所とか日々の練習法が明確になったのが大きなポイントではないかと思います。

自分の思考を整理して目標達成までの最短距離を明確に出来る。

マンダラチャート! 使いこなせれば素晴らしいツールですね。

【総論】


 好きこそものの上手なれ

マンダラチャート用紙 (ダウンロード用)

白紙のマンダラチャートをアップロードしておきます。(JPG/PDF形式共に同じデザイン)

 


ダウンロードをクリックして「A4サイズの用紙」にプリントすると丁度良いサイズです。

興味ある方はお試しください。

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